注文住宅の建築で重視したい高性能住宅とは?
高性能住宅とは、快適で安全に暮らせる性能が揃った家のことです。高性能かどうかを決める明確な基準はありませんが、主に以下の性能が重視されています。
断熱性能
断熱性能とは、熱が壁や屋根、窓などを介して伝導することを防ぐ性能です。断熱性能を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な暮らしが実現できます。具体的には、壁や屋根で断熱材の使用や、窓を複層ガラスにするなどの方法です。断熱性をアップすることで、冷暖房器具の使用を抑えることができるため、エネルギーや光熱費の削減にも効果が期待できます。
気密性能
気密性能も、断熱性能とともに重要な住宅性能です。気密性とは、建物の隙間を極力なくして空気の流入出を防ぐものです。断熱性を高めたとしても、気密性が劣っていては室内の快適な空気を逃がしてしまうため、十分な断熱効果が発揮できません。断熱性と気密性はセットで高めることが重要なのです。
耐震性能
耐震性に優れた住宅は、地震による建物の損壊や倒壊がしにくいと想定されています。耐震性を表すグレードとして耐震等級があり、等級は1~3に分かれます。耐震等級3が最も高く、消防署や警察署の基準と同等です。R+house長岡インター店では、この耐震等級3を標準仕様としています。
そのほか、耐久性・省エネ性・防火性・防犯性も、高性能住宅の要素です。
>>長岡市の地盤の特徴やハザードマップ情報などについてはこちら
そのほか、耐久性・省エネ性・防火性・防犯性も、高性能住宅の要素です。
>>長岡市の地盤の特徴やハザードマップ情報などについてはこちら
高性能住宅のメリット・デメリット
メリット
注文住宅を高性能住宅にすると、以下のようなメリットがあります。
・光熱費の削減
・室温を快適に保てる
・健康を保てる
・住宅の耐久性を保てる
高性能住宅のうち、断熱性・気密性を高めた住宅では外気の影響を受けにくいため、冷暖房費用を削減することができます。結果、省エネ性能の高い住宅となります。室内の温度変化も少なくて済むため、急激な温度変化が原因で起こるヒートショックの発生も抑えられます。
・光熱費の削減
・室温を快適に保てる
・健康を保てる
・住宅の耐久性を保てる
高性能住宅のうち、断熱性・気密性を高めた住宅では外気の影響を受けにくいため、冷暖房費用を削減することができます。結果、省エネ性能の高い住宅となります。室内の温度変化も少なくて済むため、急激な温度変化が原因で起こるヒートショックの発生も抑えられます。
デメリット
一方で、一般住宅よりも初期費用がかかる点は、高性能住宅のデメリットといえます。国や自治体による補助金制度もあるため、有効に活用すると良いでしょう。
住宅性能によって享受できる補助金制度
注文住宅を購入する際、住宅性能によって受けられる税制優遇や補助金制度があります。住宅ローンでは、控除の限度額が優遇されます。たとえば、2024年~2025年に入居の新築住宅では、「省エネ基準適合住宅」における一般世帯の借入限度額は3,000万円です。そのうち最大273万円までが控除されます。
以下では、補助金制度について紹介します。
以下では、補助金制度について紹介します。
ZEH補助金制度
ZEH補助金制度は、ZEHにおける省エネ性能のグレードによって補助額が変わります。最も標準的なZEHであれば補助額は55万円です。さらに、直交集成板や地中熱ヒートポンプシステムなどを導入すると90万円がプラスされるなど、追加設備によって増加も見込めます。
※2023年度は募集を終了し、2024年度については未定です。
参考元:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|【環境省戸建ZEH】令和4年度・令和5年度 戸建住宅ZEH化等支援事業 ZEH支援事業 公募情報 一般公募(二次公募)
※2023年度は募集を終了し、2024年度については未定です。
参考元:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|【環境省戸建ZEH】令和4年度・令和5年度 戸建住宅ZEH化等支援事業 ZEH支援事業 公募情報 一般公募(二次公募)
子育てエコホーム支援事業
「住宅省エネ2024キャンペーン」のうちの1つです。昨今、エネルギー価格をはじめとする物価高騰が危惧されています。とくに子育て世帯や若者夫婦世帯は影響を受けやすい世帯です。
高い省エネ性能を備えた新築住宅の取得や、既存住宅の省エネ化を支援することで、省エネ住宅の普及を目指し、カーボンニュートラルの実現を図ることが目的の事業です。新築の注文住宅の場合、条件に応じて1住戸につき80万円~100万円の補助が受けられます。なお、ZEH補助金制度との併用はできません。
参考元:【公式】国土交通省:子育てエコホーム支援事業|子育てエコホーム支援事業について
>>その他に長岡市で受けられる住宅関連の補助金についてはこちら
高い省エネ性能を備えた新築住宅の取得や、既存住宅の省エネ化を支援することで、省エネ住宅の普及を目指し、カーボンニュートラルの実現を図ることが目的の事業です。新築の注文住宅の場合、条件に応じて1住戸につき80万円~100万円の補助が受けられます。なお、ZEH補助金制度との併用はできません。
参考元:【公式】国土交通省:子育てエコホーム支援事業|子育てエコホーム支援事業について
>>その他に長岡市で受けられる住宅関連の補助金についてはこちら
省エネ住宅の性能基準
省エネ住宅とは、生活するうえで消費するエネルギーを低減させる仕組みが備わった住宅のことです。年間を通して、快適な居住環境を保ち、かつ光熱費のコストも削減できるメリットがあります。以下の2つの基準を満たすことで、省エネ住宅と認められます。
外皮基準
外皮とは、住宅を囲む屋根や外壁、窓などのことです。断熱性能を示すUA値や、日射遮蔽(にっしゃしゃへい)性能を計るηACの値によって決まります。
一次エネルギー消費量基準
住宅内で使用される冷暖房設備や照明、給湯などで消費するエネルギー量です。これらの一次エネルギー消費量が、基準よりも下回ることが省エネ住宅と認められる条件となります。
ZEHとは?
ZEHは「ゼッチ」と呼ばれ、「Net Zero Energy House」の略称です。高断熱高気密の外皮や、高性能設備の設置をはじめ、太陽光発電などエネルギーを創り出す設備を導入することで、年間のエネルギー消費をゼロ以下にする住宅のことを指します。
ZEHは、さまざまな基準が設けられており、満たす要件によりZEH+やNearly ZEHなどにも該当します。
ZEHは、さまざまな基準が設けられており、満たす要件によりZEH+やNearly ZEHなどにも該当します。
HEAT20とは?
HEAT20は、2009年に発足した「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称。高断熱性能を持つ住宅の普及が目標です。
参考元:国土交通省|家選びの基準変わります
参考元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|HEAT20 外皮性能水準
参考元:国土交通省|家選びの基準変わります
参考元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|HEAT20 外皮性能水準
長岡市で高性能な注文住宅を建てるポイント
長岡市で高断熱高気密の注文住宅を建てる際に役立つ、ポイントをお伝えしましょう。
長岡市の気候
長岡市は中越地方に属する、新潟県のほぼ中央にある都市です。市街地エリアをはじめ、山や海に接したエリアもあり、暮らし方は多岐にわたります。冬は気温が低く、旬平均気温は東京よりも約3℃低いです。一方、夏季の東京との気温差は1℃以下と小さく、夏は高温かつ多湿の傾向であることがわかります。
降水量は秋から冬にかけて多くなり、年間の約50%にあたります。また、この時期の降水量のほとんどが雪ですが、海沿いや平地と山沿いでは積雪量に差があるのが特徴です。
冬季は日照時間が短く、東京と比較すると3分の1程度となっています。以上を踏まえると、長岡市で注文住宅を建てる際は、冬季の寒さへの対策が重要。断熱と気密の性能を高めた家づくりが求められるでしょう。
>>長岡市の気候に適した耐雪住宅とは?家づくりのポイントなど詳しくはこちら
降水量は秋から冬にかけて多くなり、年間の約50%にあたります。また、この時期の降水量のほとんどが雪ですが、海沿いや平地と山沿いでは積雪量に差があるのが特徴です。
冬季は日照時間が短く、東京と比較すると3分の1程度となっています。以上を踏まえると、長岡市で注文住宅を建てる際は、冬季の寒さへの対策が重要。断熱と気密の性能を高めた家づくりが求められるでしょう。
>>長岡市の気候に適した耐雪住宅とは?家づくりのポイントなど詳しくはこちら
長岡市のZEH・HEAT20の地域区分は?
日本は各エリアによって気候が異なります。そこで、主に日本のエリアを外気温度や外気湿度によって8つに分類し、断熱性能を示すUA値の基準を定めています。