施工事例 「つかずはなれずの家」


アトリエ建築家からのメッセージ

お施主様にはじめてお会いしたとき、穏やかで優しそうなご夫婦で、
こちらまで自然と笑顔になってしまうほっこりした雰囲気をお持ちだなと思いました。
会話を重ねるにつれて、ゆっくりとした少ない言葉の中に、住まいに対する強い想いを
感じることが出来ました。
また、家族の輪を大切にしながらも、個々の自由を尊重されるお二人の姿に共感した事を思い出します。

この「つかずはなれずの家」は、そんなご夫婦のお人柄を表すように、
優しく、かつ芯の通った家になりました。
プランには平面、断面ともにほんの少しの距離をたもてる居場所を出来るだけ盛り込んで
それぞれが自由に時間を過ごしながらも、コーヒーのほのかな香りでつながっているような
イメージで設計しました。

朝の読書を楽しむご主人、吹き抜けに面した階段を元気よく駆け下りる子供たち、
コーヒーを入れながら「おはよう」と声をかける奥様。
穏やかでゆっくりとした日常の背景として、この家がご家族に寄り添う存在であり続けることを願います。

建築家:中野晋治先生