耐震性って何を気にすればいいの?




こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

今回は、家づくりのお悩み相談の第二弾。キーワードは、日本に住む誰もが気になる、これ、「耐震性」です。

 

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【お悩み】

Q. 耐震性っていったい何を気にすればいいの?

 

阪神・淡路大震災や中越地震、中越沖地震、そして東日本大震災。巨大地震の被害を立て続けに受けたこの20年のあいだ、私たち日本の国民は地震に対して大いに危機感を持つようになり、また防災意識も非常に高くなったと思います。住宅についても「耐震性」という言葉が当たり前に使われるようになりました。ですが、「耐震性」といっても、実際に、私は何をどう気にすればいいのでしょうか? 耐震性能の高い家というのは、どういう家なのでしょうか?

 

 

日本は確かに地震の多い国です。6年前の東日本大震災の影響もあり、いま、新しく家づくりをはじめる人にとって、それが「地震に強い家かどうか」は、とても大切な問題です。いくら高気密・高断熱で省エネルギーの家だからといって、地震で倒壊してしまっては何の意味もありません。

 

(1)まずは地盤、どうなんだろう。

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「地震」と聞いてまず皆さんが心配するのは、家を建てる元々の環境、すなわち地盤のことではないでしょうか。しっかりした地盤の土地と、水分を多量に含んだ軟弱な地盤の土地では、同じ地震でも被害の大きさが異なります。沼や田んぼを埋め立てて造成したばかりの土地などは要注意です。しかし、地盤の強度を自分たちで調べて判断するのはほぼ不可能ですよね。ですので、せめて土地探しのとき、次のポイントに注目してみてください。

 

・元々その土地は住宅地ではなかった?

・造成や整地がされてから間もない?

・近くに沼や潟などがある?

・近くの道路や建物に陥没や亀裂はある?

 

もし、これらに当てはまる気になるポイントが見つかったら、土地を買う前に不動産屋さんなどにしっかりその地盤は安全かどうか、ちゃんと確認した方がよいでしょう。

 

(2)どんな工法で建てる家か、注目しよう。

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家づくりにおける耐震性能を最も左右するのが、構造・工法です。つまり、どういう仕組みで家を組み立てるか、ということ。建物の構造というのは「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」などのこと。耐震性というと、鉄骨やコンクリートの方が安全そうな気がするかもしれませんが、木造でもそれらに劣らない耐震性のある家づくりが可能です。

 

ちなみに、いま建てられている住宅は、1981年以降であれば、基本的に「新耐震基準」にそったものであるため、震度6~7などの大地震にも耐えられることになっています。木造に限れば、2000年にさらなる耐震性を確保するための基準が改正されて、かなり高い耐震性のものになっていますので、ちょっとやそっとの地震では倒壊しません。

 

さて、従来の木造の日本の家づくりには2つの工法があります。それぞれのメリットをご紹介しましょう。専門的な難しい言葉が出てきたりもしますが、できるだけ簡単にご説明しますね。

 

(3)在来軸組工法

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木材で柱を立て梁を作り家の骨格をつくります。そして、柱と柱のあいだに対角線で木材を渡すような「筋交い」や、金物で補強する、という工法です。昔から使われ、日本の建築でいちばん多いのはこの工法。皆さんがいちばん見慣れた家づくりの景色も、きっとこれです。

 

木を使うため、雨が多く、高温多湿な日本の風土に最も合っている工法といえるでしょう。日本の代表的な木の家、という感じです。しかしこの工法には、地震で外力が加えられると、チカラが軸組の一転に集中してしまうという危険性があります。そこで、金物で軸組を補強するなどして耐震性を高めます。

 

 

(4)ツーバイフォー工法

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もうひとつは、「2×4」と書いて「ツーバイフォー」と読ませる工法です。「枠組み壁工法」ともいわれます。「柱」と「筋交い」で家を支える在来軸組工法と異なるのは、壁や床や天井の「面」で家を支えるという点です。つまり、6面体の箱の組み合わせで家をつくりあげよう、という発想。ボックスですね、イメージ的には。

 

このツーバーフォーは何がよいかというと、地震で外力が加えられたとき、チカラを面全体に分散させることができるので、軸組工法では耐えられないような大きなチカラが加わったときでも、耐え抜けるといわれています。

 

(5)両者のメリットをかけあわせたパネル工法

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最近では、在来軸組工法とツーバイフォー工法のよいところをかけあわせた「パネル工法」も注目を集めています。これは、外力をツーバイフォーと同じように面で受け止め、チカラを分散させて強度を増すために、軸組工法の上から決められた規格のパネルをはめて、面構造をつくってしまおうという仕組みです。

 

また、このパネル自体に断熱性や気密性といった性能を備えさせることで、安定した耐震性を目指すだけじゃなく、住宅性能の向上、そして省エネ効果も大いに期待できます。

 

ちなみに、R+houseはこのパネル工法(R+パネル)を採用していて、建物がどの程度の地震に耐えられるかの指標、耐震等級3を確保しています。これは、建築基準法の1.5倍の対策がなされて「数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない」とされる強さです。

 

「耐震性」を気にするとき、まず、私たちはこういった工法への意識を持つべきだと思います。建物の強度は、何といっても構造と工法によるところが大きいからです。

 

もちろん、この工法がベストで、あの工法はよくない、ということではありません。どの工法にも一長一短があります。でも、「ウチはこういう仕組みで建っている家だ」と知っておくのとそうでないのとでは、家のなかでの地震対策や、もしものときの行動に、きっと違いが出ると思いますよ。

 

もし「本当にウチの耐震性は大丈夫かなあ?」と思ったら、ハウスメーカーや工務店、設計士さんなどに聞いてみましょう。自分に分からないことは、専門家の意見を。せっかくの家づくりですから、常に「安心の家づくり」で進めていきましょうね。

 

以上、今回は「耐震性」を考えるときに大切な「構造・工法」についてのテーマでお送りしました。