建築家と家を建てるメリット




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

唐突ですが、「家が欲しいなあ…」と思ったとき、皆さんはまずどんな行動をとりますか? 私の場合は、まず書店に駆け込んで、ハウジング雑誌やインテリア本、家づくりのハウツー本などを立ち読みします(もちろん気に入った本があれば購入します)。そして、どんな家に暮らしたいか、どんな生活が理想的か、自分なりにイメージを膨らませます。

 

いろんな家の写真をたくさん見ると、だんだんと「こういう系がいいなあ」とか「こんなのはNGだな」と、自分なりの美意識というか、好みがわかってくるものです。そしてときどき、「うわ、これ超イイ!」とメチャクチャ素敵な写真を見つけて興奮したりするものです。皆さんにもそんな経験、あるのではないでしょうか。

 

「吉村順三の軽井沢の山荘みたいな家で暮らしたいなあ…」

「安藤忠雄が俺のために家建ててくんないかな…」

「ル・コルビュジエに発注したいなあ…」

 

私の場合、だんだんと建築物の「作家性」というか、建築を設計した人の個性が気になって、夢を膨らませすぎてしまいます(笑)。コルビュジェに発注したいとか思っても、まあ無理なんですが。。そもそもずいぶん昔に亡くなっていますからね。。。

 

でも、「どうせ家を建てるなら、どこかの誰かと同じコピペの家じゃなくて、自分だけのオリジナルを建築家に設計して欲しい!」そんなふうに思ってしまいます。

 

というわけで、今回は前置きが長くなってしまいましたが、家づくりのお悩み相談第六弾。「建築家と家を建てるメリット」についてです!

 

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【お悩み】

Q.建築家と家を建てるのって、私たちでもできますか?

私は、家づくりは一生に一度の、最大の買い物だと思っています。だからこそ、後悔したくないし、ありきたりの家で満足したくないんです。できれば建築家さんにお願いして、私たち一家の暮らしにぴったりの家を設計して欲しいんですけど、そういうのってきっと設計料が高いですよね? だからとても悩んでいます。それにどうやって探して頼めばいいかわからないし…。建築家さんに設計をお願いするメリットを詳しく教えてください!

 

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建築家に設計を依頼するメリットの最も大きいポイントは、オリジナリティです。大手のハウスメーカーに依頼する場合、確かに品質とコストのバランスはよいかもしれませんが、パッケージ化されたシリーズで販売されていることが多く、自分たちの暮らしに合わせるためにプランを細かく変更したりオプションを加えていくと、どんどん当初の予算をオーバー、なんてことが少なくありません。あるいは地元の工務店に依頼した場合、融通は利くけどデザインがいまいち…あんまり素敵じゃない…ということも多いようです。

 

その点、建築家が手がけることで、細部までこだわった自分たちだけのオリジナルの家をつくることができます。もちろん、建築家は家づくりに対するプライドと美意識を持っていますから、当然、デザインも上質なものに仕上がります。

 

なかには、建築家に頼むと芸術的な「作品」を押しつけられてしまうんじゃないか…と心配する方もいると思います。しかし、本来、建築家というのは、その家に住む人の生活や毎日の暮らしやすさという前提のもとでプランを立てるもの。「こんな暮らしをしたいんです」「普段、こんなふうに生活しています」そういうコミュニケーションを自然にできれば、何も問題は起こらないはずです。

 

世界にひとつだけの、自分の家が欲しい。そこに暮らすことで、自分たちが満足して、人生が楽しくなる、そんな家に住みたい!そう考えている皆さんにとって、建築家と家を建てるのは、ベストな選択肢といえるでしょう。

 

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建築家は設計のプロです。変形敷地でも、狭い土地でも、高低差のある坂の土地でも、あまりよくないとされる条件を、その設計力で解決してくれます。家は、平らで広い四角い土地に家を建てることが当たり前だと思っていませんか? 平らで広い四角い土地じゃないと恥ずかしいと思ったりしていませんか? どんな条件でも、それはその土地の個性です。その個性を尊重して、特性を生かすのが、建築家の腕の見せ所。狭い空間でも広く見せたり、柔軟な発想力で、悪条件を逆にプラスに変えてくれます。

 

それに、予算に対する柔軟性も、建築家にオーダーメイドを依頼するメリットのひとつ。依頼主の暮らしに沿って、省ける部分は省き、プランを合理的にスリム化することで、無駄なコストを削減してくれます。

 

「建築家=高い」と思い込んでいるとしたら、それはちょっと違います。もちろん、建築家は設計料をきちんと受け取って仕事をするわけですが、それに見合うプランニング力で、全体のコストダウン(予算に合わせたプランづくり)もしっかり考えてくれます。豊富な経験と知識を持っている建築家ならではのアイディアが随所に光ることでしょう。

 

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家を注文するのは、依頼主です。家を実際に建てるのは、工務店やビルダーです。では、プランにOKが出て設計を終えた建築家は、もう仕事が終わって無関係になる、と思いますか? 答えは当然、ノー。建築家は、発注者と受注者のあいだの第三者的な立場で、現場の施工をチェックします。実はコレ、けっこう大事なポイントなのです。

 

大手のハウスメーカーに依頼すると、実際に建てるのはハウスメーカーではなく、地元の施工業者。つまりは下請けの場合がほとんどです。工務店に直接依頼した場合は、設計も施工も、それを監督するのも工務店。どちらも、第三者のチェックが届きにくいのがデメリット。万が一、手抜き工事があってもわかりにくいのです。

 

でも、建築家が依頼主と施工業者の間に入ってくれれば、現場がちゃんと設計通りに家を建てているか、第三者の立場でチェックしてくれます。もしトラブルが生じても、依頼主の利益を損ねないように調整してくれるでしょうし、おや?と思う箇所のプラン変更もすぐに対応してくれます。

 

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「打合せで建築家と会話をすることで、自分たちのこれまでの生活を見つめ直すいい機会になった」という声をよく聞きます。

 

設計の打合せなのだから、壁紙の色は何色かとか、外壁の素材とか、どのメーカーのキッチンをいれるとか、建築家とのコミュニケーションはそういう会話ばかりなのかといえば、決してそうではありません。「自分はどんな人間か」「どんな家族と一緒か」「好きなもの、好きなこと」「仕事のことや子どもの学校のこと」「趣味」「将来の夢」「いままでどんな暮らしをしてきたか」などなど、人と人が出会ったときに、自然と相手の話に耳を傾け、自分のことを語るような、そういう普通の会話が大切なのです。

 

多くの建築家は、依頼主の個性を知り、家族を知り、ライフスタイルを知り、好みを知り、そこから将来の暮らしのベースとなるプランを組み上げていきます。恥ずかしがらずに、自分のことを正直に伝えましょう。将来の夢や家族の希望を伝えましょう。

 

そう、もしかしたら建築家というのは、自分自身を知り、生活を見つめ直すための一種のカウンセラーのような存在なのかもしれません。自分のことを知っている人が、自分の家を設計してくれる。これって、すごく頼もしいことだと思いませんか?

 

建築家と一緒に家を建てること。それは、自分たち家族の将来をかたちづくっていくことに近いのかもしれません。そこにはやっぱり、「夢」がありますよね。

 

でも建築家をどうやって探せばいいんだろう、と迷ったら、ぜひ一度、お声がけください。知り合いの紹介や友達のつてをたどって探そう、と思っている方も多いかもしれませんが、微妙な知り合いの関係は逆に、素直に希望を伝えられなかったり、あとから変に気をつかって思い通りのプランじゃないのにOKした、なんてこともありますからね。

 

以上、今回は家づくりのお悩み相談第六弾「建築家と家を建てるメリット」でした。

 

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