二世帯住宅、どう建てる?




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

今回は「親子」の関係と家づくりのお話。

 

親世代と子世代といえば、家づくりの大きなひとつのテーマとなるのが「二世帯住宅」。いろいろな人間関係、事情、家族構成などで、「建てるならウチは二世帯住宅かな~」と考える方も少なくないのが、高齢化社会が進む現代のリアルな住宅事情であります。

 

というわけでこんなお悩み相談をいただきました。

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【お悩み】

Q. 二世帯住宅ってどう建てるのがベストなの?

三十代も半ばにさしかかり、そろそろアパート暮らしはやめて家づくりを…と思っているのですが、近所に住んでいる妻の両親の家を建て替え、一緒に暮らせる二世帯住宅にしてはどうかという案が出ています。資金も援助してもらえるし、義母の体調も最近芳しくなく心配なので、それもありかな…と思うのですが、二世帯住宅って実際のところ、どうなんでしょうか?

 

実際にどうか、というご質問ですが、実際にどうかはハッキリ言って暮らしてみなくちゃわかりません。それぞれのご家族のライフスタイルや個性、価値観によって、何が正しいかは変わってきますからね。

 

ただ、資産価値の点からお話しすると、二世帯住宅は「スタンダードな住宅」から大きく外れた住宅であるということは言えます。つまり、資産価値が高く評価されにく家ということです。一軒のなかに玄関や風呂や台所が複数ある家というのは、一般的な「家」としてはとても無駄が多く使いづらいとされるからです。売るときに、オーソドックスな家であれば売りやすいけれど、そうではない家は売りにくい、ということです。

 

でも、そうは言っても、「二世帯で暮らしたい」「二世帯住宅を建てたい」という方はたくさんいらっしゃいます。そんな皆さんがまず考えるべきは、次の3つのパターンのどの二世帯住宅をプランニングするかです。それぞれのメリットとデメリットを、ご家族の顔を思い浮かべながら、想像してみください。

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玄関や水回り、リビングやキッチンなどをひとつにし、みんなで共用する完全同居型のタイプです。みんなで楽しく暮らす大家族を想像してみるといいでしょう。おじいちゃんおばあちゃんと子どもが一緒に暮らすことで、文化やマナーを伝えやすくなりますし、共働きの夫婦にとっては育児や家事で何かと協力してもらえる、家族ひとりひとりの距離が近いカタチです。

 

【メリット】

・家族みんなでにぎやかに過ごせる

・ひとつの家を2つの世帯で切り盛りするので、経済的にかなり楽。単純に考えて、生活費のコストは半分の負担で済むことも。

・親世帯が育児や家事をサポート

 

【デメリット】

・プライバシーの確保が難しい。

・価値観の相違で問題が起こりやすい。特に家のなかに主婦がふたりいると、キッチンや家事のことでトラブルになりやすい(娘とその母親の場合はまだよいが、嫁と姑の関係だと特に問題が起きやすい)。

・生活費の分担で問題が起きやすい。

 

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玄関がふたつあり、浴室などの一部の設備だけを共有するタイプです。主に、1階と2階で世帯を分離させることが多いようです。例えば1階はバリアフリーの親世帯用のフロアにして、2階にリビングやキッチン、3階に子世帯の寝室や子ども部屋というパターンです。親世帯は2階に上がらなくても1階だけで生活を完結させられるような、「一緒に過ごす時間もあるけど、基本は別々でそれぞれの暮らしを尊重」という考え方の人におすすめなタイプ。

 

【メリット】

・一緒に暮らす安心感があり、なおかつプライバシーを確保できる。

・生活の時間帯が違う家族におすすめ。

・お互いに依存しすぎたくない家族にもおすすめ。どこまで共有し、どこを分離するか、バランス感覚が必要。

 

【デメリット】

・2階の生活音が1階に伝わりやすくトラブルのもとに。

・顔を合わせる機会が少なくてさびしいかもしれない。

 

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家がふたつ左右にくっついた、いわゆるタウンハウス型の二世帯住宅です。水回りやリビング、キッチンなどすべてが独立し、玄関も含めて完全にセパレート。将来は片方の家を賃貸住宅にするなんてことも可能。

 

【メリット】

・お互いのプライバシーを確保できる。

・ライフスタイルや価値観、生活時間帯の違いに悩まされなくて済む。

・「一番近くのお隣さん」という感覚で、それぞれ自立してつきあえる。

 

【デメリット】

・建築コストがかかる。経済的な恩恵はほとんどない。

・広めの土地が必要。

・壁面は接しているので、生活音は意外と聞こえたりする。

 

 

いかがですか?「ウチはみんな仲良しだから、大家族タイプでにぎやかにワイワイ暮らしたいなあ」という人もいれば、「夫婦のスタイルはお互いにこだわりがあるから、それぞれの価値観とプライバシーは絶対に守りたい」という人もいるでしょう。

 

二世帯住宅は、建てた後で「音」が問題になることが多いようです。上下階に分離して暮らすようなら、2階で子どもが走り回る音が1階に伝わらないよう防音対策を施すとか、隣接する壁の部分は収納スペースをもうけて、できるだけ生活音が伝わらないようにするとか、そういった工夫は有効です。

 

二世帯住宅に暮らすにあたって大事なのは、無理をしない、ということはないでしょうか。「私はずっと我慢している」「そのやり方は本当はいやだけど仕方なく耐えている」そんな思いで過ごすのは、とても哀しいこと。

 

お互いに、無理せずに付き合えるように、たとえば、メインのキッチンの他に親世帯用のサブキッチンを設けるとか、早朝や深夜は生活音ができるだけ伝わらないよう間取りを工夫するとか、事前に家族みんなでしっかり話し合うことが大事だと思います。

 

「金はほとんど親が出してくれるから、本音は言い出しにくいんだよな…」みたいに思わないで、家族で公平に意見を出し合いましょう。

 

以上、今回は二世帯住宅についてのお悩み相談でした!