アレルギーの不安から身体を守る家づくり




web062_001

 

こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

本格的な秋が来た、そんな感じがするこの日この頃。皆さんいかがお過ごしですか?

 

季節の変わり目で気温が下がると、風邪をひきやすい時期です。くしゃみや鼻づまりがはじまり「あれ?風邪ひいちゃったかな?」と感じている方、いませんか? でもそれ、実は秋の花粉症だったり、なんて話をよく聞きます。花粉症といえば春ですが、秋にもまたブタクサやヨモギ、カナムグラなど、花粉症を引き起こす植物があるのです。

 

花粉症はアレルギー反応によって引き起こされる症状ですが、花粉症だけじゃなく、「アレルギー」を原因にした身体の不調はたくさんあります。皮膚にぶつぶつができたり、かゆくてしょうがなくて掻きむしったり、くしゃみや鼻水が止まらなくなったり、咳や喉の痛みがひどくなったり。

 

大人もそうですが、お子さんがアレルギーで苦しむのは本当にそばで見ていてつらいですよね。「かゆくても掻いちゃダメ!」と注意するものの、やっぱりかゆければ肌を掻きむしってしまいます。というわけで、今回のお悩み相談はこちらです。

 

web062_002

【お悩み】

Q. 子どもがアトピー性皮膚炎で悩んでいます。家づくりでの注意点はありますか?

1歳の子どもがアトピー性皮膚炎で、身体中をかきむしったりして、悩んでいます。皮膚科で診てもらったり、民間療法を試してみたりしているのですが、改善してはまたぶり返して…、の繰り返しです。環境にも問題があるのかもしれないと思い、今の古いアパート住まいをやめて、親からも援助してもらい、タイミング的にもちょうどよいので、家を新築したいと考えているのですが、新しい家がアトピーやアレルギーに対して悪い影響を与えるのだけは避けたいです。家づくりの上で、注意点のようなものはありますか?

 

web062_003

(1)アトピーの原因を「家」という観点から探してみる

 

アトピー性皮膚炎は、長く湿疹が続く病気です。かゆみが酷く、かきむしると血が出たり赤く腫れてしまったりします。子どもの場合は食べ物が原因のことが多く、大人の場合は周辺環境が原因のことが多いといわれていますが、いろんな要素が重なって発生することも多く、原因を特定できない場合も少なくありません。

 

ちなみに、日本人の約30%はアトピー素因(アトピーを引き起こす可能性のある遺伝子)を持っているそうです。

 

そんななかで、家にいると症状が出てくる、症状が悪化する、という場合は、もしかしたら住環境そのものに原因の一端がある可能性があります。ダニやホコリ、そしてカビ、あと、家に使われている化学物質。これらが、アトピーやアレルギーの諸症状を引き起こすことがあるといわれています。

 

web062_004

(2)シックハウス症候群によるアレルギー疾患

 

ところで、100年以上前の日本人にはアトピーがなかったといわれています。それが明治以降の近代化とともに増えてしまったのは、食の安全の問題でもそうなのですが、たくさんの「化学物質」が身の回りに現れ、それが身体に影響を与えているのが原因、と考えられています。

 

住宅に使用されている化学物質とはなんでしょうか。

たとえば、「ホルムアルデヒド」。聞いたことありますよね? 住宅建材の接着剤や防腐剤に含まれる物質です。他にも、塗料や殺虫剤、防虫剤、芳香剤などに含まれる化学物質が、アトピーやアレルギーの原因になっているとされています。

 

そして、こういった住宅建材などから発生する化学物質の影響で体調をくずしたり、健康被害を受けることを、「シックハウス症候群」と呼んでいます。これも聞いたことありますよね? 皮膚の症状だけでなく、頭痛や目・のどの痛み、かゆみ、くしゃみや鼻水、鼻づまり、めまいなども、シックハウス症候群の症状に挙げられます。

 

現在は、建築基準法によって化学物質は規制されています。しかし、まったく化学物質を使わない家というのはほとんどありません。そこで、家づくりをするにあたって、気をつけたいこと、大事なことをまとめてみました。

 

web062_005

(3)建材をチェック。できればサンプルをもらおう。

 

家づくりの観点からは、「できるだけアレルギーを引き起こす化学物質が含まれていない建材を使うこと」が重要です。特に、木材に保存剤や防蟻剤、接着剤、塗料を使う場合は、どんなものを使うのか、より安全なものに変更することはできるか、事前に建築家やビルダーさんに相談しましょう。壁紙や床材を選ぶ際も、できるだけ天然素材で、化学物質を使っていないものを選ぶことをおすすめします。

 

木材や壁紙、床材などはどんなメーカーもサンプルを持っていますので、事前に取り寄せてもらって、実際に肌で触れてみる、においをかいでみるなどして試してみてください。

 

前述の通り、100年以上前の日本にはアトピーはありませんでした。化学物質の登場とその影響で、様々な症状が引き起こされるようになりました。したがって、できるだけ化学物質を含まない、自然の建材を採用することは、とても重要だと思われます。

 

もちろん、これは建材だけの話ではありません。ソファやカーペット、布団など、家具や生活雑貨でもできるだけ気を配って、安全なものを選択するようにしましょう。

 

web062_006

(4)家のなかは清潔に。換気と掃除を忘れない。

 

化学物質によるシックハウス症候群だけが、住宅によるアトピーやアレルギーの諸症状の原因とは限りません。家のなかにあって、「アレルギーの症状を引き起こす可能性のあるもの」を、できるだけ日々の暮らしのなかで排除していくことが重要です。

 

特に、カビ、ダニ、ホコリは大敵。

これからの季節、冬の結露などで室内の湿度が上がるとカビが増えますし、ダニはそのカビを好物にしてどんどん繁殖していきます。湿度を管理すること、そしてこまめに換気と掃除をして、ダニやダニの死骸を取り除き、部屋を清潔に保つことは、アトピーやアレルギーの症状に悩まされている人にとってはマストな仕事と言えるでしょう。

 

うーんこれまで何も対策ができてなかった…という人は、まず湿度計を買ってきましょう。湿度は高いとカビが発生しダニが繁殖しますが、かといって低すぎると今度は乾燥してのどや鼻が乾き風邪をひきやすくなります。理想的な湿度は、50%くらい。うまく調整してみてください。

 

web062_007

(5)暮らしの中の化学物質に注意する

 

建材や家具について気をつけるなら、日常生活のなかにある化学物質にも敏感になるべきです。食べ物の食品添加物はもちろんですが、例えば、防虫剤、殺虫剤、化粧品、香水など。様々な化学物質が含まれているので、注意が必要です。また、ガスコンロやガスストーブ、灯油ストーブからも化学物質が出るそうですので、使用するときはこまめに換気をしてください。アトピーのお子さんのいる部屋でのタバコなんてもってのほかです。

 

 

せっかく家を新築したのに、「新しい家のせいでアトピーが悪化した」「アレルギーの症状が出るようになった」となっては本末転倒。安心できる場所であるべき家が「健康にとって危険な場所」では本当に哀しい話。

 

アトピーやアレルギーの諸症状に悩まされている方は、とにかく、「化学物質はできるだけ使わない」「適正な湿度を保つ努力をする」「換気をしっかりする」「部屋を清潔に保つ」といったこれらのことに注意をしてください。

 

 

以上、今回は、家づくりのお悩み相談「アレルギーの不安から身体を守る家づくり」をお届けしました。どうか皆さんも健康な家づくりを!