資産価値の高い家を建てよう!




web019_001

 

こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

家づくりのお金の話、高気密・高断熱の話、土地探しの話など、業界の裏話をまぜつつ様々な角度からお届けしていますが、ところで、「家」そのものの価値について、皆さんは考えたことがあるでしょうか。

 

「家」って、いったい何でしょう?

家族みんなが集まる場所、生活の基盤となる大事なところ、子どもを大切に育てる場所、一生かけて守り抜くところ、憩いの場所、などなど、いろいろな答えが出てきそうですよね。きっと共通するのは、「そこに住まう」という意識ではないでしょうか。

 

さてその一方で、「家」とは何かを考えたとき、そこには「住まうこと」から導き出される言葉とは別の、もうひとつの側面があります。それは、「家は資産である」という考えです。

 

web019_002

 

特に日本では、「家を買う=多額のローンを組む」という意識が強く、「家を買った=資産を手に入れた」と真っ先にイメージできる人は少ないように思います。事実、建てた家は生活とともに資産としての価値を落としながら時を経て、住宅ローン完済の頃にはほとんど価値のないものになっている、というのがパターンになってしまっている、そんな現実があります。

 

本来、家というのは「使い捨て」の商品ではないはずです。ところが、高度経済成長の時代から、日本の家はいつしか、購入するときの満足感だけが重要視されるようになり、クルマや電気製品と同様に、「長年住んで古くなったら建て替えるのが当然」と考えられるようになってしまいました。そして、それに同調するかのように、せっかくの木造住宅の耐久性を無視するような、おざなりの施工や短期的な快適さだけの流行のデザインがまかりとおるようになってしまいました。

 

だって、次々に家を建て替えないと、経済が成長しない、と考えられていたのです。施工業者は受注を増やし、銀行はどんどんローンを貸し付けて、ベッドタウンを造成し街全体で新しい消費と雇用を生み出す。そのために、古い家は取り壊し、新しい家をじゃんじゃん建てよう。そして日本経済を活性化しよう。つまりはそういうことだったのです。

 

でも、本来、「家」というのは、大切に手入れをすることで、人々が長く住まい、世代を超えて受け継がれるだけのポテンシャルを持っています。そしてそのことが、ようやく、今の時代になって再認識されはじめました。

 

web019_003

 

第一に、国の住宅政策が変化しました。これまでのように、古くなったら新しい家を建て替えればいい、という考え方を改め、これからは長期にわたって快適に暮らせる、エネルギー消費も効率的な住宅を積極的にバックアップするようになったのです。また、施工の面でも、効率的で無駄を省ける工法が登場し、耐久性や省エネ性能の高い建築部材が開発されるようになりました。

 

これからの時代、「家」に求められるのは、何世代にもわたって長く住み続けられること、資産としての価値を維持できること、です。スクラップ&ビルドを繰り返すのではなく、家をいつまでも快適に堅持する姿勢。

 

それは、一般の消費者の立場から見ても、親の住宅ローンが終わる頃にまた子どもが新たな住宅ローンを組み、永遠とローンを組み続けるという無限ループから脱却し、経済的な余裕を生み出す、いいチャンスではないでしょうか。つまり、これから家を建てるなら、自分たちが暮らすだけでなく、後年、子どもにも残してあげられる、新しい家族のよりどころとできる安心感のある「資産」としての価値を念頭におくべきではないか、ということです。

 

リノベーションやリフォームなど、最近は、古いものを壊して新しいものをつくろうという考え方よりも、手持ちのものを資産として有効活用しよう、コストを抑えて無駄な負債を抱えないようにしようという考え方へと、社会はフロー型からストック型へとシフトしつつあります。

 

web019_004

 

では、具体的に「家」を資産として維持するためには、何が必要だと思いますか? それは、私たちが家を建てたときと同じ性能を、ずっと維持していくこと。ポイントは、次の3つです。

 

①家の将来価値を決定する耐久性と耐震性

長く住み続ける以上、耐久性と耐震性は欠かすことのできない要素です。例えば、実際にあなたが30年後にその家に住まなくなったとしても、賃貸に出したり、他人に譲渡することができるだけの価値を残さなければ、それこそその家は「使い捨て」の家になってしまいます。

 

②家の現在価値を決定するデザインと性能

住み続けることの幸せは、基本的な家のデザインと性能に左右されます。当然、すべての家族が同じ条件で満足するということはありませんから、それぞれの住まう人のライフスタイルに合わせたデザインと性能が重視されます。ただ、気密性や断熱性など、「暮らしやすさ」「省エネ性能」は、どんなデザインの家であれ、共通した大切な要素となるでしょう。

 

③家の将来価値を残すためのメンテナンス費用の軽減

住宅に限らず、モノは基本的に時間が経てば劣化します。雨風にさらされる「家」なら、なおさらです。そこで、資産価値を維持するには適切なメンテナンスが当然必要です。だからこそ、建築当初から、将来のメンテナンスのコストに配慮した家づくりが必要です。「お金がもったいないからメンテナンスは先送り!」「まだローンもこんなに残っているのにこれ以上家に金をかけられるか!」なんてことにないように、いつ、どんなメンテナンスが必要で、どのくらいの費用がかかるのか、家づくりの段階から計画に盛り込んでおくべきです。

 

この3つのポイントをバランスよく満たした住宅は、30年後、「もう古いから建て替えよう」とはならないはずです。

 

 

例えばもし、今30歳の会社員の夫婦が、30年後、60歳で家を建て替えるとしたら、最初の家のローンを払い終わった頃にまた新たにローンを組まなければならず、退職金も年金もまるごと吹っ飛んで、老後もしばらく仕事をしなくちゃいけない、となってしまうでしょう。けっこう大変ですよね、それって。でも、次の世代まで考えた家づくりを最初に計画してメンテナンスもきちんと実行しておけば、60歳でも家は変わらぬ性能を保ち、退職金も将来のためにしっかりとキープできる。なおかつ、子どもたちの世代にも余裕を与えてあげられる。

 

きっと、これからの日本の家は、そういう方向にどんどん進んでいくと思います。資産価値の高い家を建てることを意識すると、「家」とは何か、「家づくり」にとって何が大事なのかが、はっきりとしてくるのではないでしょうか。

 

以上、今回は資産価値としての「家」にスポットを当ててお送りしました。