秋の夜長、白黒名作映画を堪能しよう!




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

だんだんと日が暮れるのが早くなり、風もだいぶ涼しくなって、秋だなあ、と実感できる季節になりました。秋の夕方は、なんだかせつない感じがしますよね。さびしい感じというか、感傷的な気分というか、こう、ちょっとため息をつきたくなるような。虫の音に、耳を澄ませてみたり。

 

さて、今回はそんな秋の夜、「秋の夜長」を楽しもう、ということで、家づくりの本筋からちょっと離れて、「秋の夜長に楽しみたい名作映画特集」をお届けしようと思います。せっかくなので、カラーではない、昔の(40年代、50年代の)白黒映画を。チョイスは、私の独断と偏見です。

 

家を新築すると、テレビやDVDなどの視聴環境が、それ以前より格段によくなるものです。ソファでゆっくりくつろぎながら、あるいは寝室のベッドで、専用のホームシアターで、ぜひ「名作映画を楽しむひととき」、つくってみてはいかがでしょうか。

 

 

(1)名作の王道といえば「ローマの休日」

 

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オードリー・ヘップバーン主演の、1953年公開のアメリカ映画「ローマの休日」。見たことはなくても、「タイトルも知らないなー」という人は少ないでしょう。そのくらいの超有名な作品です。

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イタリアのローマを表敬訪問したとある国の王女が、不自由な生活から抜け出し、ローマの街であるひとりの新聞記者の男と出会い、恋をする。そんな24時間の出来事を描いています。

 

王女という立場の女性が、異国の地で「ひとりの女性」として生き生きと恋をする、そんな男女の出会いと別れの物語としても純粋に面白いですし、海外旅行でローマを訪れたことがある人ならば、トレビの泉、スペイン階段、真実の口などおなじみかと思いますが、そのような観光地巡りとしての面白さもあります。もちろん、この「ローマの休日」が、その観光地としての価値を押し上げたのは言うまでもありません。

 

オードリー・ヘップバーンの可憐さ、清楚さ、美しさにうっとりするもよし、ウィリアム・ワイラー監督が作り上げた極上のロマンティック・コメディとして楽しむもよし。いつかイタリア旅行するのを夢見て、主人公と一緒にローマを巡るのもよし。白黒映画が苦手な人でも、じゅうぶん楽しめる作品だと思いますよ!

 

 

(2)日本の名作といえば「七人の侍」

 

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さて日本の白黒映画の名作といえば、巨匠・黒澤明の「七人の侍」に異を唱える人はあまりいないのではないでしょうか。ジョージ・ルーカスやスピルバーグ、フランシス・フォード・コッポラなど、海外の巨匠たちをも魅了した、日本が誇る名作です。

 

この作品は、完全なエンターテイメント映画。短縮版でも160分と長いのですが、まあ「秋の夜長」ということで、むしろたっぷり時間をとって見るのにちょうどいいです。とにかく面白い映画の要素をすべて注ぎ込んだような、そういう作品。

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舞台は戦国時代の農村。荒々しい野武士たちに手を焼く村人たちは、「侍を雇ってムラを守ろう」と思いつきます。そこで、侍探しに出かける村人たち。そして集まる七人の侍。村を守る戦いが始まる…そんなストーリー。

 

主演は三船敏郎と志村喬。時代劇アクションに少しでも興味のある方には、まず見て欲しい、そんな作品です。公開は1954年。「ローマの休日」が日本で初公開されたのもこの年でした。

 

 

(3)40年代のダンディズム「カサブランカ」

 

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時代の美学を感じる、という観点でおすすめしたいのが「カサブランカ」です。これは1942年に公開されたアメリカ映画で、ジャンルはといえば、ど真ん中のラブロマンス。主演はハンフリー・ボガート。相手役の女優はイングリッド・バーグマン。監督はマイケル・カーティス。

 

1942年のアメリカ映画、と聞けば、「戦時中の映画だ」とわかっていただけるはず。そう、この映画は、アメリカが第二次世界大戦に参戦した年に制作された作品なのです。そんな年に作られたラブロマンス映画。そこには当然、国際問題、戦争の影も色濃く反映されています。

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でも、ここで描かれる主題は男女のロマンス、そしてダンディズム。半世紀以上前の究極の「ロマンス」と「ダンディズム」をぜひご堪能ください。「君の瞳に乾杯」という有名な名台詞は、この映画のワンシーンのもの。主題歌の「As Time goes by」も今はスタンダードナンバーです。日本がミッドウェー海戦でアメリカと戦っていたとき、アメリカ本土ではこういう映画が作られていたという事実に、少なからぬ衝撃を受けます。

 

 

(4)法廷ミステリーの傑作「情婦」

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サスペンス・ミステリーの白黒映画といえば、ヒッチコックの作品や「第三の男」が挙げられることが多いと思いますが、ここは私なりのオススメで1957年の作品「情婦」。タイトルがアレなので、借りづらいとか、それほど期待できない、という向きもあるかと思いますが、観てみてください、面白いです。

 

アガサ・クリスティーの原作「検察側の証人」の映画化で、監督はビリー・ワイルダー。その年のアカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞などを獲得しました。

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「衝撃の結末!」とか「ラストにどんでん返しが!」などという煽り文句に今はすっかり見慣れてしまっていますが、この映画こそ「大どんでん返しの元祖」と個人的に思うくらい、最後の最後まで楽しめる、あっと驚く結末の用意された映画です。

 

ちなみに、監督のビリー・ワイルダーは白黒映画の名作をたくさん残した、名監督。「アパートの鍵貸します」「お熱いのがお好き」「深夜の告白」「第十七捕虜収容所」「サンセット大通り」「麗しのサブリナ」などもぜひ観ていただきたいところです。

 

 

(5)十二人の怒れる男

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最後に、もし「情婦」を気に入っていただけたら、ついでにこれも観て欲しい、という白黒映画を一本。シドニー・ルメット監督の1957年の作品「十二人の怒れる男」。法廷劇としてだけでなく、密室劇としても最高峰の作品です。

 

12人の陪審員が、父親をナイフで刺し殺した罪で第一級殺人罪に問われた少年への評決を下すまでを描いたドラマ。「有罪か、無罪か」その間で揺れ動く12人の男たちの姿に、いろんなことを考えさせられ、感じさせられます。

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何より、舞台設定をひとつの部屋のなかだけに限定し、殺人事件の審議を通して人間を描く、陪審員制を描く、民主主義を描く、社会を描く、その脚本の素晴らしさが抜群です。愛の成就に感動したり、生死のはざまで葛藤したり、というハラハラドキドキではなく、よくできた物語としての脚本技法・映画技法としての感動やスリルも与えてくれることでしょう。

 

 

そんな感じで、秋の夜長に楽しみたい5本の白黒映画をご紹介しました。映画や音楽など、芸術系の作品はなんでもそうですが、人それぞれ好みが異なり、胸にグッとくるポイントも違うもの。だから、誰かにとっての名作は、他の誰かにとってはちっとも名作ではない、ということは当たり前の話。

 

それでも、世界中でたくさんの人が「いいよね」と口をそろえる名作映画というものがありまして、そういった映画は、今見返すとありきたりなストーリーだったり、典型的なお話だったりするわけですが、実はその既視感は、「その映画があるからこそ、生まれた定型である」という事実を忘れてはならないと思います。私たちは知らず知らずに、「観る前からその映画に影響されている」ということもあるのです。

 

くどい前置きが長くなりましたが、古今東西、たくさんの名作映画があるなか、とりあえず、これはみんなで揃って「名作」と呼んでもいいよね?と、私が個人的に思う名作映画を5本ご紹介しました。

 

とっくに全部見ている、という方も多いでしょう。特に年配の方は。でも、「あれ、見たことないや」という若い方もきっといるはず。そういう方はぜひぜひ、レンタルショップにでも足を運んで見てください。どの作品も、「たまには白黒の映画もいいね!」と思わせてくれると思いますよ!新居で優雅に映画鑑賞、オススメです。

 

以上、今回は、「秋の夜長、白黒名作映画を堪能しよう!」をお届けしました!いつか、カラーの名作映画編も!