寝室の基本




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

日中だけでなく、夜もまだエアコンなしでは寝苦しい日が続きます。窓を開けても風がいまいち入ってこない。エアコンをつけると身体が冷えすぎる。快眠環境を調整するのが難しいのが、この夏の夜です。

 

個人的な話ですが、我が家で寝室として使っている部屋は、窓がひとつしかありません。せめてこれがもうひとつあれば、風の通り道ができて少しは涼しいかもしれないのに…。

 

さて、今回はそんな「寝室」をテーマに、家づくりの話題をお届けしようと思います。

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家づくりをする夫婦にとって、まず最初にイメージするのはリビングや外観。そしてキッチンやダイニング。考える優先順位としてはどうしても後回しになりがちなのが、「寝室」です。

 

まあ確かに、寝起きするための部屋ですから、ほとんど意識がない状態で過ごすわけで、「寝室から家づくりを考えはじめます」という話は聞いたことがありません。でも、日本人の平均的な睡眠時間は6時間~7時間くらい。一日のうち4分の1~3分の1を過ごす部屋が寝室なのですから、「ま、寝室はてきとうでいいよ」という態度で家づくりをするのは、人生の4分の1~3分の1をてきとうに過ごすようなもの。きちんとプランニングして、居心地のよい、寝心地のよい空間にするほうがいいですよね。

 

寝室といえば、夜寝るためだけの部屋のようですが、日々の休息、安息という意味では、寝る前のちょっとした読書の時間、スマホをいじる時間、朝起きてゆっくり過ごす休日の時間、着替えをする時間などもまた、寝室で過ごす貴重な時間です。風邪をひいたときに寝込んだときの快適性、夜眠れないときにいかに心地よく過ごすか、ということも考えると、寝室をなおざりにするのはもったいない、と思うのです。それに、寝室は夫婦が子ども抜きでひと息つけるプライベート空間でもあります。

 

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寝室をプランニングする上で、まず決めなきゃいけないのがこれ。ベッドで寝るか、布団で寝るか。「今日はベッドで、明日は布団で」というわけにはいきません。なんせベッドはデカいですから、そう簡単に片付けられるものではありません。

 

ベッドと布団、その違いは洋室と和室の違いだけのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最大のポイントは、部屋の広さです。

 

シングルベッドをふたつ並べて(ホテルのツインの部屋のように)するのか、それともダブルベッドを一台置くのか。ツインのタイプの場合でもベッド同士をくっつけるのか、それとも、セミダブルを並べたり、セミダブル+シングルの組み合わせにしたりするのか。ベッドルームは、いろいろなパターンでの構成ができます。当然、それにあわせて、ベッドまわりにスペースをつくらないと、「ベッドをいれたら寝室が窮屈」なんてことになりかねません。

 

また、洋服ダンスを置くのかそうでないのかによっても、必要な部屋の広さは変わってきます。例えば、最低限7畳ほどの広さがあれば、ベッドを2台並べることはできますが、それでは洋服ダンスを置いたり余裕を持って着替えるスペースがとれません。

 

ベッドで寝るか布団で寝るか、ベッドの場合はどんなタイプの構成にするか、そしてどんな家具をプラスするか、それによって部屋の広さが変わってくるのです。

 

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お子さんがもう小学校の高学年だったり、中学生、高校生の場合、夫婦の寝室に求められるのは、プライバシーをいかに確保するか、です。子ども部屋と並びになっているような場合は、間に押し入れやクローゼットを設けたりといった工夫があったほうがよいでしょう。

 

しかし、お子さんがまだ小さく、親と添い寝するような場合は、寝室は「夫婦の寝室」ではなく、「家族みんなの寝室」となります。

 

例えば幼児+乳児のふたりのお子さんがいる場合、父+子+子+母という4人でベッドを分け合うと、ひとりあたりの面積は非常に狭い。シングルベッド2台ならまだしも、ダブルベッド1台だったりすると、まあだいたい父親はベッドの縁で床に落ちそうになりながら朝を迎えるものです(笑)それか、父親だけリビングのソファに追いやられるとか。

 

それに、添い寝が終わる頃、子ども用のベッドを一台寝室に導入するとか、そういう可能性も出てきますので、目下子育て中、あるいはこれから子どもが産まれるという方は、寝室を広めにしたほうがよいかと思います。

 

また、子どもと一緒に寝る場合は、エアコンの位置や窓の高さなどにもデリケートになるもの。普段は大丈夫でも、ベッドに上がれば、それは子どもが窓によじのぼれる高さだったりします。

 

どんな場合でも気持ちよく眠れるように、プランニング上、いろんな意味でゆとりのある寝室がいいのではないかと思います。

 

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寝ている間に、人はかなり大量の汗をかきます。その水分はパジャマやシーツを通して寝具に染みこみ、湿気がかなりたまることになります。カビの生えた布団やイヤな匂いのする枕で寝ていると、健康を害する恐れがあります。カビや埃は人体に悪い影響を与えますから、ほんとに。

 

というわけで、快適な睡眠環境に不可欠なのが、風通しと換気。夏の暑さをしのぐための通風だけでなく、寝具の湿気を飛ばし、常に良好な湿度・気温を保つためにも、どのように風を通してやるか考えなければなりません。

 

「外から寝室を見られたくないから、窓はできるだけ小さく」「朝はぎりぎりまでぐっすり眠っていたいから、光が入らないほうがいい」という気持ちもわからなくはないですが、そればかりを気にしていると、湿気がこもってジメジメした寝室になってしまいますのでご注意を。

 

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そんなわけで、寝室についてのプランニングの基本を書き連ねてきましたが、せっかくのプライベート空間、寝るためだけの部屋にするのはもったいない、と私は思います。

 

例えば、毎晩読書が楽しめるように、寝る前に映画を見られるように、好きな音楽を聴きながら眠りに落ちたり、女性であれば、朝、お化粧を気分よくできるような、楽しい要素をプラスしてみてはいかがでしょうか。ふかふかの一人がけソファを窓辺に置いてみたり、読書用の照明をつけてみたり、ベッドに横になったとき、正面に大画面のテレビがあったり、かわいい鏡台を置いてみたり、いろいろとプラスアルファを設けてみると、夜の時間がうんと楽しいものになります。

 

個人的には、寝室をホテルのセミスウィート的な感じの部屋にして、ジャジーなスタンダードナンバーを流しながら、ふかふかのソファで読書しつつ、ミニバー(冷蔵庫)で寝酒を楽しみつつ、深夜の海外サッカーも観たりして、朝は心地よいインストを聴きながら起きる、そんな暮らしをしてみたいものです。あ、もちろん、夫婦で過ごす時間も楽しんで(笑)

 

できれば、カーテンを開けたときの眺めもよいといいですねえ。まあ、理想をいえばきりがないですが。

 

 

 

社会生活においては、「会社」や「世間」というパブリックな場所に対して、「家」はプライベートな空間という認識ですが、「家」という世界においては、家族で過ごすパブリックな場所に対して、唯一プライベートを確保できるのが「寝室」です。

 

誰かに見せるための部屋でもないわけですし、これから家づくりをはじめるなら、思いっきり「自分仕様」の、「自分たち夫婦仕様」の、とびきり快適な空間を作っちゃいましょう。誰にも文句なんて言われません。

 

以上、今回は「寝室」をテーマにしたコラムをお送りしました!