家族がいつもつながる家




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

いまは夏休み、お盆休みの真っ最中です。お盆は実家に帰省、という方も多いでしょう。お墓参りや親戚付き合いなど、“家族”を感じる時間を過ごされているのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「家族の気配を感じる」「家族をいつも感じていられる」そんな家づくりのヒントをお届けします。

 

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子どもの成長にしたがって、アパートやマンション、これまで住んできた家が手狭になり、家づくりをはじめるという声はよく耳にしますよね。でも、子どもにそれぞれ部屋を与えると、「子どもが部屋から出てこない」「食事のときくらいしか子どもと顔を合わせない」「その食事すら自室に持ち込んで食べるので最近子どもに会ってない」なんて、逆に家族の関係を分断してしまうことにもなりかねません。

 

子どもが親から離れようとしたり、独立心をもつことは、けっして悪いことではありません。健全な成長の一部でもあるでしょう。しかし、それはさすがに親としてはさびしいもの。

 

子どもが各々のペースで自立心を持って生活していても、家族がなんとなくつながれる、家族の存在をそれぞれ意識し合って生活し合える、そんな間取りや構造の家なら、多少コミュニケーションが希薄になっても、お互い無理のない距離感で「家族の絆」を守ることができるのではないでしょうか。

 

ポイントは4つあります。吹抜、階段、廊下、中庭。これらを「家族の共有スペース」として有効に活用することで、家族の気配を感じられる家づくりができると考えています。

 

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吹抜のあるリビングというと、まず想像するのはその開放感や、窓から入ってくる光の明るさではないでしょうか。実際、高い場所に窓を設けたり、吹抜の天井にファンを回すことで採光や風通しをよくしたり、天井の高さで空間的な美しさ、広さ、心地よさを演出することができます。

 

でも、吹抜の役割は、実はそんな「見た目」のイメージだけではないのです。吹き抜けリビングのいいところは、家族みんなで過ごす空間と、個々人の部屋をつなぐことができること。

 

1階のリビングのソファに腰を下ろして吹抜の空間を見上げれば、子ども部屋の窓が見えたり、みんながそれぞれの部屋に入るために通る廊下が見えたり。そんなふうに、上下階で家族の気配を感じられる、それが吹抜の大きな魅力なのです。

 

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階段の場所もまた、家族の気配を感じる家づくりにとって重要な要素です。というのも、玄関から入ってすぐに階段、という家では、2階にある子ども部屋への出入りを親がまったく把握できない、ということになりかねません。

 

「夜遅くまで帰ってこない高校生の娘の帰りを1階のリビングでずっと待っていたのに、玄関で物音がしたとおもったら帰宅した娘はあっという間に自室に引き上げて、全然説教すらできない」なんていうイメージです。

 

でも、階段をリビングやダイニングの一角に設置すると、自室に入るためには必ず家族の共有スペースを通らないといけないことになりますから、自然と家族間のコミュニケーションも増えるはず。「おう、どうした、帰りが遅いじゃないか」「ん、あ、ちょっとね」くらいの父娘の会話が、少なくともできるようになるでしょう。

 

せっかくの家族ですから、多少関係がぎくしゃくしているときがあっても、顔を合わせたり、表情を確かめたり、くらいのつながりは、常にもっておきたいですよね。

 

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廊下を、ただ部屋と部屋を行き来するためだけの空間とするのは、少々もったいない話です。部屋が個々人のプライベートなスペースとするなら、廊下はみんなの共有空間。せっかくなので、みんなで共有できる何かの要素を、与えてみてはいかがでしょうか。

 

たとえば、カウンターと椅子を置いて共有のデスクスペース、ワークスペースにするとか、本棚を設けて書斎のようにしてみるとか。そうすることで、子どもが自分の時間を「みんなの場所」で過ごすような感じ、あるいは、「リビングで直接的に一緒にいたくはないけど、なんとなく家族とつながっている」ような感じが、可能になると思います。

 

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中庭のある家というと、なかなか贅沢な感じがしますよね。でも、その中庭を吹抜のようなイメージで使い、中庭を取り囲むようにリビングや個々人の部屋を配置すると、家族みんなの動線が見渡せます。

 

土地の広さや予算にもし余裕があれば、中庭にウッドデッキなどのテラスを作ったり、廊下でぐるっと囲むようにすると、常に家族の動きがわかって、子どのもの成長も“放任”しながら見守れる、そんな間取りができると思います。

 

 

 

家の間取りを考える際、家族の集まる場所はリビングのソファ、と「決め打ち」しがちなものですが、個々人の部屋以外の空間は、すべて「みんなのための空間」です。特に階段や廊下などをただの移動のためのスペースと決めつけず、何か意味をもたせてやると、「みんなの家」としての深みが出てくると思います。

 

家族とはいえ、人と人。その付き合いのバランスは、子どもが成長すれば特に、繊細に、デリケートになっていきます。ひとつの場所に集まることだけが家族のつながりではありません。

 

以上、今回はお盆休みということで、「家族のつながり」を大事にする間取りについてのコラムをお送りしました!