家づくりで知っておきたい駐車場のこと




 

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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

10月も半ば。秋らしく、すいぶんと涼しくなってきました。日が暮れるのも早く、夕方の帰宅はいつも真っ暗。毎日クルマを運転して家路につくわけですが、そんなある日の帰り道にふと思いました。家づくりには、クルマも大いに関係してくるということを。そう、駐車場です。

 

首都圏とは違って、私たちの暮らすこの町ではクルマがないと本当に不便。夫婦それぞれ一台ずつクルマを所有しているなんて、都会の人から見れば贅沢に見えるかもしれませんが、地方では「普通」の範囲のことでございます。

 

家を建てるとなったとき、クルマをどこに置くかは重要なテーマです。まあ、よほど土地が狭いとか、ものすごく歪な土地に家を建てるとかではない限り、一般的にはクルマを自分の家の敷地のなかに駐めたいと思うものです。駐車場代もかからないし、出かける度によその駐車場までいちいち歩く必要もないわけですから。

 

そんなわけで今回は、家の前に「駐車場」をつくるときのポイントをまとめてみました。

 

 

(1)広さを考えよう

 

最初は駐車場の広さです。広さは、「何台駐めるか」「どんなクルマを駐めるか」のふたつの要素で最低限必要な面積が決まってきます。

 

まず、何台駐めるか。夫婦で一台ずつクルマを所有するのか、それとも一台にまとめるのか。「基本は一台だけれど、なんとか玄関前にもう一台微妙に駐められる家」とか、ときどき見かけますよね(笑)半分路駐、みたいな。

 

ここで大事なのは、将来的に最大何台か、ということを考えることです。通勤に一生クルマを使わない旦那さんであれば、奥さんが乗るクルマ1台分でよいでしょう。でも、例えば旦那さんもクルマで仕事に行き、奥さんもクルマで仕事に行ったり子どもの幼稚園の送り迎えをしたり、ということであれば、当然2台分のスペースが必要です。

 

「お前、今クルマないもんな、じゃあ1台分でいっか」ではなく、「今は専業主婦だけどお前、ゆくゆくはまた仕事すんだろ、じゃあクルマもう1台増えるかもな」という未来を見据えた最大の台数を決めましょう。

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個人的な意見として、理想的には、夫婦に一台ずつ、そして来客や子どもが大きくなったときを念のため見越して、ちょっと奥行きを広くとって、道路との境界ギリギリにもなんとなく駐車できるような、そんなゆとりの駐車面積が欲しいところです。2.5台分、って感じで。

 

さて、将来を見据えて、というのは、「どんなクルマを駐めるか」ということでも同じです。「今はダイハツの軽に乗ってっけど、最終的に俺、ランクル買うから」というつもりだったら、最初からランドクルーザーに合わせたサイズで駐車場の広さを考えなければなりません。

 

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ちなみに軽自動車の場合は4m×2m程度、大型車の場合は5m×2.5m程度のスペースを確保して、あとは車種によって調整していくのが一般的。ただ基準ぎりぎりの数字で駐車場を作ってしまうと、「あー、擦っちゃったよ!」とか「ドアを開けられないっつーの!」とか「ごめん、助手席のキミ、悪いんだけど運転席から降りてくれる?」ということになりかねませんので、プランニングを見て「これ、広さ大丈夫かな…」とちょっとでも思ったら、要確認を。建築士やハウスメーカーの営業さんに「いやー、大丈夫だと思いますけどねえ…」と言われてもまだ不安だったら、「俺、将来的にアメ車買うつもりなんすよ」とか適当なこと言って広くしてもらってください(笑)

 

あとは、奥さんの車庫入れテクニックが不安だったら、さらに広めに(笑)

 

 

(2)クルマの駐車のしかた

 

さて、奥さんの車庫入れのテクニックの話をしたら、クルマの駐車のしかたについて触れなければなりません。駐車のしかたは、大きく3つの種類があります。直角駐車、並列駐車、縦列駐車です。

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直角駐車は、道路に対して直角に駐める場合。道路に顔かお尻を向ける駐め方です。最もよく見かける駐め方ですね。道路がそれなりに広くて、障害物もないようであれば、普通にバックでクルマを駐めて、出るときは道路の左右どちらの方向にも出ることができます。また、駐車場の幅を広げるほど、複数台駐車できたり、駐車しやすくなります。

 

続いて並列駐車。こちらは、道路に対して平行に駐める場合。土地に奥行きの余裕がないときや前の道路が一方通行のときなど、いいのではないでしょうか。ただ2台以上駐めるには、土地の間口がかなり広くないといけません。出るときは、前の道路が広ければいいですが、狭い場合はクルマの前のほうにしか出られないので、ちょっと不便かもしれません。

 

最後に、縦列駐車。これは道路脇のコインパーキングのように駐めるイメージではなく、道路に対して直角に、2台を前後で並べるというイメージ。つまり、後ろのクルマは土地の奥の方に、前のクルマは道路側に、という感じ。駐車場にあまり広い間口は確保できない、という場合や、メインは1台で、もう一台はあまり使わない、という場合によいでしょう。ただ、当然のことですが、後ろのクルマを出すには前のクルマを動かさないといけない。ちょっと面倒です。

 

 

 

 

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(3)カーポートって、必要?

 

「家の一階は半分ガレージです」「坂の途中に建っている家なので一階は坂の下の方に面した駐車場です」などの場合を除いて、駐車場は屋外の、フラットな土地の上、屋根のない場所にあることが多いです。

 

はい、そうです。言いたいことわかりましたか? 冬の雪。クルマ、埋まります。雪のない季節でも雨風にさらされ、ときには鳥の糞にもさらされます。そこで、クルマにも屋根を、ということでカーポートを導入するお宅は多いです。では、カーポートの魅力とはなんでしょうか。

 

まずは雨に濡れないこと。これはクルマが、というよりも、人が。通勤のときにスーツが濡れない、荷物の出し入れも雨を気にせずできる、せっかくセットした髪を濡らさずに済む、そういうのはやっぱりいいですよね。

 

そして落下物を防げる。鳥の糞、あられ、ひょうなど、クルマが汚れたり傷ついたりするかもしれない落下物からクルマを守ります。ちなみに、私の友人はカーポートのない駐車場にクルマを駐めていたら、ひょうの被害で屋根がボコボコになりました。雨も含めて、それらの「異物」や「汚れ」がクルマにつかないので、クルマをきれいに保つことができます。

 

あと、夏と冬の極端な暑さと寒さのとき、カーポートは意外な力を発揮します。夏場放置したままのクルマのサウナ的な蒸し暑さ(あれ、うんざりしますよね…)をカーポートの屋根が軽減してくれますし、冬に窓に霜がつくのも(あれもさらにうんざりしますよね…)防いでくれます。

 

いいことずくめじゃないですか、カーポート。でも、カーポートのある駐車場は、狭苦しい、圧迫感がある、だいたいオシャレじゃない、そして柱が無駄に邪魔、などのデメリットもありますので、導入の際はよく検討してからにしてくださいね。

 

 

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(4)駐車場もデザインしよう

 

駐車場、クルマがあるときは駐車場ですが、クルマがないときは、ただの広い空間です。そして仕事でクルマを使っている人は、あなたが不在の昼間、ずーっとそこがただの広い空間であることに想いを馳せてみてください(笑)

 

駐車場は、エントランスの一部。駐車場は庭の一部。駐車場は家のルックスを大きく左右します。せっかくなので、エクステリアを工夫して、ただの“素敵な”広い空間にしてみませんか?

 

例えば、芝生をひいてみる。緑があるとやわらかいナチュラルな印象になりますし、子どもだって遊べます。コンクリートを格子状に区切って、その境目に芝のラインを植えたりすると、なんだかただの駐車場じゃなくてオシャレです。

 

あるいは、タイルやレンガで遊んでみる。柄物タイルや、南欧風のタイルづかいをしてみたりすると、こちらも楽しい感じの駐車場になるでしょう。石畳にして、ヨーロッパの街並みをイメージするなんていう手も。パリっぽく。

 

さらに格好良くまとめたい場合は、枕木っぽい古木を敷いてみてはいかがでしょう。シックで、なんだかオシャレの上級者っぽい印象にもなります。芝生と組み合わせてもいい感じです。

 

モダンな感じ、ハイセンスな感じで冷たくまとめたければ、コンクリートでバシッと一面シンプルにまとめるのがクールです。ただ、その場合は、広さにゆとりがあったほうがカッコいい。軽自動車じゃなくて、BMWとかアウディとかボルボとかが駐まっているとなおよしです。

 

 

家づくりはみんな「家」のことばかり考えがちですが、駐車場もけっこう遊べるというか、考える余地がある空間です。「あー、じゃあここ駐車場ですね」のひとことで打合せを終わらせないで、「俺、ボルボの7人乗りの、最低でも700万円するやつにいつか乗りたいんすよ。かみさんは、子育てが落ち着いたら自分の車をミニにしたいっつってんすよね。だから、駐車場も、それに合う感じがいいんすよー」とか、積極的に色々話してみましょう。「カルマンギアの似合う駐車場作ってください!」「え、まじっすか」「まじっす」「え、でも今日乗って来られたの、タントですよね?」「えへへ」なんて、クルマで話が盛り上がると、きっと駐車場もより素敵なものになると思いますよ。

 

以上、今回は「家づくりで知っておきたい駐車場のこと」をお届けしました!車庫入れ、皆さんお気を付けて。