土地探しのポイント




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

今回は、土地探しのポイントについてご紹介しようと思います。

 

「親から土地を譲り受けます」とか、「土地と建物とセットで買いますから」という方には関係のない話ですが、注文住宅をオーダーする多くの方にとって、土地探しは非常に重要です。

 

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土地がないと家は建たないわけですから、なにはともあれまず土地だ!と考えるのは当然です。でもだからといって、「家のこと考える前に土地を見つけるのが先決だろ!」というスタンスには、ちょっと待って、と言いたい。

 

家づくりをはじめるとき、あなたが欲しいのは「土地」ですか?「家」ですか?

あなたが暮らすのは「土地」にですか?「家」にですか?

 

「家」でしょう。

どんな家を建てたいか、そこでどんな暮らしをしたいか、がいちばん大切なこと。「いい土地が欲しい」とリクエストすれば、不動産屋さんは「これはいい土地ですよ」と紹介してくれます。でも、誰にとっても「いい土地」というのは、とても高いものです。

 

大事なのは、そこがあなたにとって、あなたの家にとって「いい土地」であるかどうかです。そのために、まず土地探しをする前に、どんな家を建てたいか、住宅メーカーやビルダーと打合せをすることからはじめるべきだと、私は思います。

 

「こんな暮らしをしたい」→「ならばこんな家がぴったりだ」→「その理想の家を実現するために最も適した土地はどこだろう」そういう流れがあってこそ、あなたにとっての「いい土地」の判断の基準が見えてくるのではないでしょうか。

 

例えばもし、次の2つの物件を紹介されたとします。

 

A:資産価値が高く、誰もが認める日当たりのよい真四角の土地30坪、坪単価40万円

B:近くにある道路から少し離れた変形地32坪、坪単価30万円

 

不動産屋さんがイチオシするのはおそらく「A」の土地です。「お客さんラッキーですよ、こんな土地もうめぐり会えませんよ」くらいのことを言うかもしれません。では「A」を買うのが正解でしょうか? 「B」を買うのは損でしょうか? 本当に?

 

その答えを導き出すために、「どんな家でどんな暮らしをしたいか」を事前に考えることが大事なのです。

 

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ハッキリ言って、土地探しはタイミングです。縁です。出会いです。あなたにぴったりの土地が、いきなりポンと見つかることもあれば、永遠にめぐり会えないこともありえます。

 

でも、「いい土地」と出会うには、自分たちの暮らしにぴったりの「いい土地」とはどんな土地か知っていなければいけませんし、その上で、「どの条件を大事にして、どの条件で妥協するか」「土地探しをするときに何をチェックするか」をあらかじめ考えておくべきです。事前の準備をしっかりしておけば、チャンスが目の前に転がり込んできたとき、それをつかむことができます。不動産屋さんに行く前に、しっかり考えましょう。

 

土地を探すのに、パソコンのディスプレイ上で、あるいは不動産屋さんの応接セットで、すべてを決めるのは愚の骨頂。必ず自分の足で見て、感じて、周辺を観察すること。できれば、環境の異なるタイミングで複数回足を運ぶのがよいでしょう。晴れの日と雨の日、午前中・夕方・夜、週末と平日など、その場に立って、雰囲気を感じることは、とても意味のあることです。

 

さて、では具体的なチェックポイント。

 

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地震の多い国・日本です。地盤がしっかりしているかどうかで、暮らしの「安心感」が違います。地盤が弱いと、地震で家が傾いたり、ゆがんだりすることがあります。地盤については、周辺環境やその土地の歴史から、ある程度のことは判明しますし、心配なら専門の業者に調査を依頼することも可能です。

 

もともと、その土地が田んぼや沼、山などであったら、注意が必要です。こういった宅地造成された土地は造成のために加えた「盛り土」と呼ばれる新しい土の部分が不安定になりがちです。

 

「この土地って、前はどんな土地だったんですか?」と不動産屋さんにしっかり聞いて、もし可能ならば、自分で「土地条件図」などを図書館などで閲覧してみましょう。近くの家の建物や塀に、妙なひび割れや亀裂がないかチェックするのもいいかもしれません。

 

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土地を買ってさあ家を建てようと思っても、「その家は建てられませんねー」と許可が下りない。そんなことになったら悲劇です。

 

日本には、「都市計画法」や「建築基準法」といった、住宅建設に大きく関わる法律があります。「家を建てられない土地」を買ってもどうしようもありませんから、希望する土地はちゃんと家を建てられる土地なのか、そして、どのくらいの大きさ・高さの家を建てられる土地(地域)なのか、条件を必ずチェックしましょう。また、特に古い家の建っている土地を買うときは、敷地がどのように道路と接しているか、道路の幅なども確認しておきましょう。法律について詳しいことは、不動産屋さんなどにばんばん聞いてください。

 

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いよいよ、現地視察。その土地に自らの足で立って、自分の五感をフルに使って、よく観察してみましょう。

 

・敷地の広さは十分ですか?

・敷地のかたちは問題ないですか?

 ・日当たりはどうですか?

 ・風通しや眺望はどうですか? 

 ・隣の家との境界ははっきりとしていますか?

・悪臭、騒音、振動はないですか?

 ・クルマや人の往来の様子はどうですか?

・プライバシーは守られそうですか?

 

繰り返しになりますが、土地の下見は、できれば複数回、異なる条件で行うのがよいと思います。

 

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「うん、大丈夫、この土地なら満足」そう思うことができたら、すぐに帰るのではなく、周辺を歩いてみてください。不動産屋さんのクルマでちょっと回ってもらってもいいですが、できれば自分の足で、自分のペースで、時間をかけて歩いてみる方がよいです。そして、周辺環境をしっかりチェック。

 

・街並みや近所の雰囲気はどうですか?

 ・最寄り駅やバス停からの距離はどうですか?

 ・スーパーやコンビニ、その他商業施設との距離、利便性はどうですか?

 ・病院や交番、その他公共施設との距離はどうですか?

 ・子どもが通う幼稚園や学校との距離、通学路の安全性はどうですか?

 ・周囲の防犯対策は整っていますか?

 ・道を歩く人たちの雰囲気はどうですか?

 ・通勤に支障はありませんか?

 ・交通状況、渋滞はどうですか?

 ・災害リスク(川や海、用水路、湿地、崖など)はありませんか?

 ・そばに高層マンションが建つ、高架工事をしているなどの環境急変のリスクはありませんか?

 

周辺環境は、家づくりではどうにも改善できない部分です。どんな優れた建築家でも、土地の外側のことは無理です。家を建てる本人が「何を大事にして、何を妥協するか」で善し悪しを判断し、決めなければいけません。

 

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これはいちばんはじめに書くべきことかもしれませんが、土地の売買は、不動産屋さんなど仲介業者が間に入るのが一般的です。信頼のおける仲介業者と契約を結ぶことは、その後の安心にもつながります。

 

知名度や業績も大事かもしれませんが、その土地の周辺状況をきちんと教えてくれるか、よい点だけじゃなく、不都合な点もちゃんと説明してくれるか、そういった誠実さや担当者の姿勢はとても重要。契約書にサインするとき、こまかな質問にも丁寧に答えてくれるかどうかで、土地売買のトラブルを事前に回避することができます。

 

以上、ちょっとかけ足で土地選びのポイントを挙げてみました。

 

閑静な住宅地で街にも近く、生活は便利で、日当たりのよい角の土地、地域住民はみんな穏やかないい人で清潔、交通の便もよく、その土地に住んでいることが誇らしい、そんな「誰もがいい土地と認める土地」をやみくもに求めても、手に入る可能性は限りなく低い、と私は思います。

 

皆さんは結婚相手を決めるとき、「完璧な人」を求めたでしょうか?

 

旦那さんは、背が高く見た目もよく、お金持ちで人に誇れる仕事をして、趣味もセンスもよく、家事にも育児も積極的で、性格もおだやかでやさしく、それでいて男らしい、そんな「誰もがいい男と認める男性」ですか?

 

奥さんは、美人でかわいらしく、愛嬌があって、性格もよく、仕事のことに余計な口をはさまず、家事も料理も親戚付き合いも上手で嫁姑問題も一切起こさず、子どもの母親としても安心できる、そんな「誰もがいい女と認める女性」ですか?

 

土地探しも、それと同じだと考えるといいと思います。「資産価値の高い土地」「誰もがうらやむ土地」を探すよりも、自分のフィーリングにしっくりくる土地、直感で「ここに暮らしたい」と思える土地と出会うこと。

「自分たちにぴったりの土地ってどこだろう」

「この土地ならば、ずっと愛着を持って暮らせそうだ」

「欠点があるのはわかっているけど、それは暮らし方や家づくりの工夫で問題にしない」

そんなスタンスの方が、自分たちの暮らしにぴったりのパートナー(土地)、見つけられると思いますよ。

 

以上、今回は土地探しについてのコラムをお送りしました。土地探しのポイントについては、また機会を改めて、もっと詳しくご紹介したいと思います。