冬到来!ヒートショックに気をつけて!




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

今週、東京都心では54年ぶりに11月の初雪が降ったとか。新潟も最近は朝晩の冷え込み、特に夕方の気温の低下が顕著で、マフラーや手袋を必要とする季節になってきました。

冬の寒さ、10代や20代の頃はそんなに意識せず、まあ冬ってのはそういうもんだと思って「さびーさびー」とか言いながらも普通に遊んでいましたが、30代も半ばを過ぎると、「あー、またあの寒さがやってくるのか…」とうんざり。

ただそれでも、健康な30代、40代ならまだいくらでも順応できるものですが、これが還暦を過ぎ、70代や80代になってくると、「冬の寒さが身体にこたえる…」「風邪をひかないように細心の注意を払わなくてはいけない」ということに。

お年寄りの暮らし、おじいちゃんおばあちゃん世代と一緒の暮らしで、特に気をつけたいのが、今回のテーマ、ヒートショックです。

 

(1)ヒートショックとは何か。

「ヒートショック」とは、家のなかの急激な温度差がもたらす、身体への悪影響のこと。例えば、エアコンとストーブであったかい居間から、外気と変わらないような廊下に出たとき。例えば、脱衣所で服を脱いで、裸で寒い風呂場に入ったとき。その急な温度変化で、血圧が大きく変動し、失神、心筋梗塞、脳梗塞などを起こしてしまうことがあります。

 

web081_002なんとこのヒートショックで、年間1万人以上が死亡していて、その数は交通事故死者数の約4倍にも上る年もあるとか。家庭内で死亡する高齢者の4分の1はヒートショック死であるというデータもあるそうです。

 

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(2)どうしてヒートショックは起こるのか。

ヒートショックの被害に遭いやすいのは、主に身体の弱い高齢者。そしてその時期は主に冬。特に入浴中の突然死は、12月や1月が最も多いそうなので、これからの時期、特に気をつけてください。

さて、ヒートショックはどうして起こるのか。それは激しい温度差と、それによる血圧の変化が原因です。あたたかな場所から寒い場所への移動など「寒い→熱い」という変化だけでなく、寒いお風呂で熱いシャワーを突然浴びる、というような「寒い→熱い」でも起こる現象です。

例えば、真冬、服を脱いで裸になって寒い浴室に入ると、あまりの寒さに血管が驚いて縮こまり、血圧が急激に上昇します。その状態で熱いお風呂のお湯につかると、交感神経が緊張して、さらに血圧が上昇。「あー、あっちいあっちい、でもいい湯だのぅ、ふぅー」なんつって肩まで浸かると、水圧によって心臓に負担がかかって、さらに血圧が上昇。そんな状態で身体がポカポカあたたまると、今度は縮こまった血管が拡張して、血圧は急激に下降します。よっこいしょ、と浴槽から上がると水圧から解放されて、さらに血圧は下降。ところが、ここで寒い脱衣所に戻ると、あたたまった身体が一気に冷えて、血管が収縮。一気に血圧が上昇。

なんだか、アクション映画みたいなハイ&ローを急激に繰り返す展開ですが、これがつまり、血圧の急変化。血圧が急上昇することで、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まり、血圧が急低下することで、貧血やめまいを引き起こし、けがをしたり浴槽内で溺れたりする原因となります。

 

 

(3)ヒートショックの影響を受けやすいのはどんな人?

では、ヒートショックの影響を受けやすいのはどんな人でしょうか。まず、高齢者。しかも高齢者は熱いお湯がけっこう好き。まわりの家族の皆さん、ぜひ気にかけてあげてください。

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他にも、高血圧の人、糖尿病の人、動脈硬化などの病気を患っている人は要注意。コレステロールの値が高く、メタボの人も気をつけるべきです。そんな人が、「いやー、飯も食ったし酒も飲んだし、いい気分で風呂でも入るかな、うぃーひっく」と酔っ払って寒い浴室の熱いお風呂に浸かるのは、本当に危険です。

 

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(4)ヒートショックを防ぐにはどうするか。

ヒートショックの影響を防ぐためには、なによりもまず、家のなかの温度差をなくすことがいちばんです。特に、お風呂。脱衣所と浴室の温度差をなくす工夫が、ヒートショック対策には最適です。

最近では、脱衣所やお風呂にも床暖房を施したり、工事をして温度差をなくす工夫もありますが、設備的にそれが難しい場合は、次のような対策をとるのがよいと思われます。

・脱衣所をあたたかくする

電気のヒーターなど、狭い空間や持ち運びに便利な暖房器具で脱衣所をあたためましょう。それによって、裸になったときの寒さを緩和し、血圧の変化を抑えます。

・湯船のふたを開けてお湯張りを

お湯張りのときはふたをするのが普通かと思いますが、ふたを開けておくと、湯気が上がるので浴室全体があたたかくなります。さらに、その分、お湯の温度も下がるので、身体への急激な温度変化を和らげることができます。

・お湯の温度を熱くしすぎない

「てやんでぇ、熱ぃ風呂に我慢して入るのが粋ってもんだ馬鹿野郎」なんていう江戸っ子気質の方には言ってもしょうがないかもしれませんが、お湯の温度はちょっとぬるめがよいでしょう。

・お年寄りは一番風呂NG

年長者にはキレイなお湯を、と気遣いもよいですが、できればお年寄りは一番風呂に入らないほうがよいでしょう。先に誰かが入って、浴室全体があったまってから、お年寄りが入る。この順番がベターです。

・お酒を飲んだらお風呂はお休み

飲酒後の入浴が危険なのは、最近はもう周知の事実かと思いますが、温泉や銭湯など社会の目があるところでは意識していても、自宅の風呂ではあまり関係ないような認識の方も少なくありません。「さーて、ひとっ風呂浴びて酔いを覚ますか」とお風呂に入る人もいますが、身体があたたまれば血液の循環がよくなるわけですから、酔い覚ましどころか「さらに酔う」という状態になることをお忘れなく。

 

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(5)ヒートショックのリスクを減らす断熱リフォーム

ヒートショックは、しかしお風呂だけの話ではありません。部屋ごとに激しい寒暖差がある家、断熱材が貧弱で全体的に寒い家は、暮らしそのものがヒートショックのリスクであることも。

「これからの老後を暮らすこの家、大丈夫だろうか…」と不安になったら、断熱リフォームという手もあります。できるだけコストをかけずに断熱性能を強化し、快適に暮らせるようになるとよいですよね。

以上、今回は「冬到来!ヒートショックに気をつけて!」をお届けしました!皆さんも気をつけてくださいね!