オール電化住宅のメリット・デメリット




web_tenpure

こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

今回は家づくりにおいて皆さんが一度は聞いたことのある、あるいは検討したことのある、「オール電化住宅」についてお話しようと思います。「みんな電気って、どんなメリットがあるの?」「電気だけで本当に大丈夫かなんだか不安…」など、気になっていた方、多いのではないでしょうか。

 

web046_001

オール電化住宅というのは、調理、給湯、そして暖房など、熱を必要とするシステムをすべて電気によってまかなう住宅のことです。

 

いまこれを読んでいる方のほとんどは、火を使ったりお湯を沸かすときはガスコンロやガス給湯器を使う、ガスと電気を併用するスタイルで生活されているのではないかと思います。それを、電気でぜんぶ統一してしまおうというのが、オール電化住宅なのです。

 

オール電化住宅と、オール電化でない住宅の違いは、エネルギーを「電気のみ」でまかなうか、「ガスと電気」でまかなうかということです。どちらを選ぶかは、皆さんがどちらがいいと思うか、どちらが便利だと思うか、です。ただ、暮らしを始めてから、「やっぱガスも使おう」「電気だけでいいや」とシステムを変えることは容易ではありません。長期的な観点から、「我が家の生活スタイル」にふさわしい方を見極めるのが重要です。

 

ではここで、オール電化住宅のメリットとデメリットをご紹介しましょう。

 

web046_002

 

▼お金のこと:ガスの基本料金を払わなくていい

 

ガスを使わないわけですから、ガスの基本料金を支払う必要がありません。光熱費の基本料金は電気代に一本化されます。深夜電力を使うプランなどを利用すれば、ガスに比べて給湯の光熱費も抑えられたりします。家を建てるときもガスの配管が不要ですから、その分コストの削減が可能。まあ、ガス会社さんにとってはたまったもんじゃないでしょうが…。

 

▼安全性のこと1:火の危険がほとんどない

 

オール電化住宅のほとんどのキッチンは、IHクッキングヒーターを使用します。ご存じの通り、IHクッキングヒーターは裸の火を使いません。炎が燃え移って火事になったり、火に触れることで火傷したりといったリスクがなくなります。(ただ、熱は出しているので、調理器具に触れたり、燃えやすいものを近づければ、当然火災や火傷の危険性はゼロではありません。)

 

▼安全性のこと2:燃料のリスクがない

 

ガスを使用した住宅は、家のなかにガスを引き込みます。そのため、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や、ガス漏れによる引火といったリスクを常に抱えています。でもオール電化住宅の場合は、そもそも「燃料」が家のなかに必要ないのです。加熱時に一酸化炭素を発生させないので、高気密高断熱の家にも適しています。

 

▼清潔面のこと:空気が汚れずキッチン掃除も比較的ラク

 

ガスを使わずに調理するので、家のなかの空気が汚れません。それに、IHクッキングヒーターの場合、すすの汚れがつくこともありません。それに調理面が真っ平らなので、清掃するのがラクです。サッとひと拭き、的な。

 

▼災害時のこと:貯湯タンクでお湯が使える

 

もしもの災害時、あるいは停電時などに、貯湯タンクにある水やお湯を利用できます。(※ただ、このタンクのお湯はそのまま飲むことはできません。)

 

 

web046_003

 

▼お金のこと:導入費用がけっこうかかる

 

ガス代はかからなくても、ガスコンロやガス給湯器と比べたとき、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの導入費用が多くかかります。あと、使い方によっては電気代がばか高くなります。

 

▼料理するときのこと:いろいろ制限があったり、物足りなかったり

 

火を使用しないというメリットは、火が使えないというデメリットでもあります。「直火」での料理ができなくなるわけです。最大の火力で炒めるチャーハンや、中華料理が好きな方は、もしかしたらIHクッキングヒーターでは物足りないかもしれません。まあ、「どうしても直火で調理したいときはカセットコンロとか使えば?」という意見もありますが。

 

それともうひとつ、IHクッキングヒーターは、調理に適した器具と、調理に適さない器具があるのも、気になるところです。ホーロー、鉄、ステンレスなどは問題ありませんが、アルミや銅は熱効率が悪く、IHクッキングヒーターでの使用を前提として作られた電磁調理対応の製品を選ばなくてはいけません。土鍋なんかもそうです。まあこれも、「そういうので調理したいときはカセットコンロとか使えば?」という意見がありますが。

 

▼タンクのこと:貯湯タンクが必要です

 

オール電化住宅は、エコキュートなどの電気温水器を設置するのがふつうです。そのため、大型のタンクを設置しないといけません。そのスペースを敷地のなかに確保する必要があります。この給湯設備は、深夜の安い電気代でお湯をわかし、タンクにためておいて、昼間使う、というシステムになっています。ただ、昼に大量のお湯を使った場合、昼間の高い電気代でお湯をわかす必要がでてきます。そうすると、おおっ、というような電気代になってしまうことも。タンクは定期的に清掃するのが原則で、また、ためたお湯をそのまま飲んではいけません。

 

▼子どものこと:火がない暮らしはOK?

 

火がなくて安全だ、という考えるひとがいれば、火がない暮らしなんて、と考える人もいます。家に火がないということは、火の危険性について子どもに教育できない、というふうに。「火は熱いから触っちゃダメだよ」「火があるおかげで人は生活できるんだよ」「火事はこわいからね」と教えてあげられないじゃないか、と。これをデメリットと考えるかどうかは、人それぞれですが。。。

 

▼停電のこと:なにもできないじゃないか!

 

これはデメリットのいちばん最初に持ってくるべきことかもしれませんが、あえて最後に(笑)。オール電化は電気のシステムですから、停電したら、その家はエネルギーを完全に失ってしまうことになります。ただ、貯湯タンクなど、蓄熱できている分については利用できます(電気が復旧するまでの使い切りですが)。

 

いちばん困るのは冬の停電時でしょうか。といっても、ガスや灯油を使う暖房器具でも、コンセントに差して使うようなタイプの場合、「使えないじゃん!」という点では結局一緒だったりしますが。。。

 

ちなみに、私個人の経験では、冬場の停電時に最も活躍したのは旧型の(電気を使わない)ガスストーブでした。スイッチをピッと押すタイプではなくて、カチッ、とやる(カセットコンロ的な着火をするやつ)やつです。こういうの、捨てないでとっておくといいかも、と思いました(古いがゆえの危険性もありますので推奨するわけではありませんよ)。

 

▼もしものこと:電気代が高騰したらどうすんの?

 

例えば大きな震災が起こったりして、電力の供給が間に合わないとか、需要が多すぎて電力が足りないなどというとき、オール電化住宅はだいぶ困ります。それに、万が一、将来電気料金が高騰してしまった場合、家計に大きく影響します。もちろん、その場合はオール電化住宅だけじゃなくてみんなが困るのですが。。。

 

web046_004

 

さて、オール電化住宅といえば、太陽光発電との相性がよいことも有名です。オール電化住宅向けの電気代は、深夜と昼間で差がありますが(深夜は安く昼間は高い)、その高い昼間の電気代を、昼間の太陽光発電によってまかなうことができれば、とっても経済的です。

 

「夏だぜ!エアコンがんがんつけるぜ!うぉ!電気代高い!まじか!」というとき、太陽光発電をセットにすれば、「夏だぜ!エアコンがんがんつけるぜ!夏の太陽はがんがん発電してくれるぜ!だから電気代も怖くないぜ!」となるわけです。まあ、あんまりエアコンがんがんつけないで、根本的に省エネするのがいちばんいいと思いますが。とにかく、太陽光発電とオール電化を組み合わせることで、太陽光の恩恵を受ける昼間は太陽光発電の電気を、電気料金の安い深夜はその電気を、それぞれ使って電気代を抑えることが可能なのです。

 

 

というわけで、今回はオール電化住宅についてのメリット・デメリットをご紹介しました。導入を考えている皆さん(というか、オール電化ってなんなの?という皆さん)、ぜひ参考にしてくださいね。