みんなの憧れ?暖炉のある家




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こんにちは、アールプラスハウス長岡のアールです(^o^)

 

ハロウィンが終わり、11月も半ばを過ぎると、あのメロディ、あのカラーリング、あのキラキラした雰囲気が、いよいよ、という感じに街を彩りはじめます。クリスマスシーズンのはじまりです。

 

クリスマスといえばサンタクロース。プレゼントを検討する親子の会話のなかから、「サンタさんはどこから来るの?」「うん、屋根の煙突から入ってくるんだよ」「え、ウチ、煙突ないじゃん」「…まあ、そうだけど」「じゃあウチ来ないの?」「いや、来ると思うよ、たぶん、ほら、えっと、ベランダとかから…」そんなやりとりが聞こえてきそうです。

 

え、もうクリスマスの話題なんて気が早いって? いやいや、子どもの玩具、早めに買っておかないと、「目当ての商品が人気で品切れ→クリスマスに間に合わず→子どもガッカリ→大人って信用できない→非行」という大変な事態を招かないとも限りません。

 

でも、今回はそんな話ではなく、サンタクロースの侵入口である「煙突」のほうにご注目いただきたいと思います。家になぜ煙突があるか。それはもちろん、暖炉があるから。というわけで今回は、暖炉のある家にについての話題です。

 

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(1)暖炉のある家の魅力

 

サンタクロースの物語にあるように、ヨーロッパやアメリカの家々の冬のイメージとしてすっかり定着している「暖炉」。真っ赤に燃えさかる炎に、薪をくべ、そのパチパチとはぜる音を聞きながら、読書や映画鑑賞や、家族や恋人とのひととき。お酒を楽しんだり、クラシックを聴きながらうたた寝したり。

 

暖炉には不思議と人の心を惹きつけるものがありますよね。優雅な時間の表現だったり、遠い昔に聞いた物語のノスタルジーだったり、原始的で素朴な、本物のあたたかさだったり。山中の別荘やセカンドハウスに暖炉を導入する人も多く、人生の豊かさのひとつの象徴だったりするのかもしれません。

 

家のなかにいながら、安全に火を見て暖をとれるというのは、なかなか乙なものです。バーベキューやキャンプなど、アウトドアでたき火をする人ならば、「火を見る」ことの魅力をわかってもらえるでしょうか。そもそも「火」というのは、人類の進化と発展の、その起源といっても過言ではないでしょう。

 

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(2)暖炉と薪ストーブは何が違うの?

 

ちょっと話が大きくなってしまいましたが、「新築の我が家に暖炉を導入しよう!」と思いついたとき、人はまずこの問題に直面します。「暖炉?それって薪ストーブとどう違うんだろう」

 

ズバッと言ってしまうと、壁に最初から埋め込んだのが「暖炉」で、独立していてどこにでも設置できるのが「薪ストーブ」です。

 

暖炉は、レンガや石を使って囲んだ炉の中で薪を焚きます。そして薪を燃やすことによって発生した熱エネルギーをまわりの石などに蓄えて部屋を暖めます。

 

薪ストーブは、単純に薪を燃やすストーブ。ガスストーブ、石油ストーブなどと同じように、それを燃料にして部屋を暖める、という文字通りの意味です。ただ、ガスや石油のストーブと違って、煙突的なものが必要。基本的に、暖炉ではレンガや石でできていますが、薪ストーブは鉄でつくられています。暖炉より、圧倒的に熱効率がよいです。

 

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(3)導入のメリット

 

「暖炉のメリット?そんなもんはロマンだ!」と、私、独断で言い切ってしまいたいと思います。クラシカルな雰囲気、炎を囲んでの家族のだんらん、家族が寝静まったあと、薪のはぜる音に静かに耳を澄ませながら暖炉のそばで過ごす自分だけの優雅な時間。

 

「燃費?節約?メンテナンス?効率?…ふん、馬鹿言っちゃいけねえよ。そんなもののために俺は生きているわけじゃないんだぜ。合理性なんざくそくらえ。俺はロマンに生きる。夢のある時間に、人生を賭けてみるんだ」

 

もし暖炉がしゃべるなら、そして男なら(ハードボイルドなら)、こんな台詞が似合うと思います。そして暖炉はいいなあと思っている多くの方が共感してくれることでしょう。

 

たぶん、暖炉の魅力は、暖炉が燃えさかるその豊かな時間を享受することができるという一点につきると思います。家族との時間、語らい、友人たちを呼んでの楽しいひととき、火とすごす時間。つまり、憧れを手に入れる、ということではないでしょうか。

 

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(4)導入のデメリット

 

暖炉を導入するデメリットは、まあ正直言っていくらでも挙げられるというか…(笑)。日本の家々に暖炉がまったく普及していないという事実を見るだけで、合理的な建築物を求める日本人には、性格的に、根本的に、合わないのかもしれません。

 

まずお金の話をしますと、「暖炉=電気もガスもいらないから節約」と考えるのは早計です。そもそも設置費用がばか高いです。リビング全体を快適にしてくれる最新式のエアコンが10万円台で手に入ることと比較すれば、ふつーに100万円近く必要な暖炉は初期費用がかかりすぎます。煙突も作らねばなりません。

 

さらに、ガスも電気もいらないかわりに薪が必要です。いらない木を調達して割って乾燥させてという作業を自分でやるならタダですが、購入するならお金と手間がかかります。たぶん、ガスや電気以上に。

 

そして暖炉は手入れが必要です。煙突には煤がたまるのでその掃除。調達した薪を補完しておく場所もなきゃいけない。もしかしたら、煙突から出る煙のことでご近所からクレームがくるかもしれません。

 

さらにデメリットを挙げるなら、暖炉は、薪をくべるとすぐに速攻であったまる、というものではありません。部屋をあたためるまでに時間がかかります。ロマンを求めて暖炉を導入したはいいものの、暖炉があったまるまではガスストーブで…なんて、風情のない展開も大いに予想できます。

 

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(5)暖炉づくりのポイント

 

「それでも暖炉のある家がいいんだ!」という方に、具体的に暖炉導入のポイントを挙げるとすれば、まず環境面が暖炉に適しているかの見極めが大事。

 

・近所に迷惑をかけずに暖炉を楽しめるだけの広めの敷地

・常に薪を管理できる保管場所の確保

・薪の入手方法

・ゆとりのある予算

 

この4点がクリアできれば、暖炉を導入しても大丈夫でしょう。まあ、なかなか難しい話ではあるかもしれませんが。

 

ただ、暖炉を断念したとしても、「リビングで火を見たい」「オシャレで雰囲気のある暖房器具がいい」的なことなら、たとえば薪ストーブやペレットストーブ、バイオエタノールストーブなどの選択肢もあります。これらについてはまた今度このウェブマガジンでご紹介しますね。

(※ちなみに、薪ストーブだったら、費用的な問題も、暖房効率の問題も、暖炉とはまったく話が違ってきます。)

 

というわけで、以上、今回は「みんなの憧れ?暖炉のある家」をお届けしました!ちなみに私は、暖炉のある家、大いに憧れます。暖炉のそばでロッキンチェアーに揺られながら、上質なウールのブランケットにくるまって、ホットワインを飲みつつ、音楽鑑賞なんて最高です。やっぱり、ロマンですね(笑)